インスタグラムのフォロワーがなんと10万人越え!長野県の整理収納アドバイザー「KAYO HOME」西澤佳代子さん。出版もされてメディア等で大活躍中の西澤さんに片付けのプロとしての仕事について聞いてみた。
家を建てるための情報源として始めたインスタ
西澤佳代子さんと言えばインスタグラマー!フォロワー数は10万人越えですよね?いつ頃から始められたんですか?
西澤:2016年の12月にお家を建てたんですね。インスタはそのあたりからですね、お家を建てるのに情報収集をしようと思って。インスタでいい情報ないかなと思って見始めたのがきっかけだったので、最初は投稿するというよりも見ようと思ってアカウントを作ったって感じですね。
そうなんですね。ご自身でも投稿しようと思われたのはいつ頃から?
西澤:どんどんお家が出来てきて、キッチンが入ったり、トイレが出来てきたりすると、やっぱり投稿してみたくなって「こんなの出来たよ」って感じでちょっと始めてみた感じですね。
いつ頃からフォロワーが爆発的に増えてきたかは覚えていらっしゃいます?それとも全然フォロワーとかは考えていなかったですか?
西澤:そうですね、増えたらいいなってくらいで、特に”ここで伸びた”とかそういうのはよく分からなくて。「いつ、どうやって伸ばされました?」ってよく聞かれるんですけれども、「分からないんです。」っていつも答えてて(笑)。
佳代子さんの場合、そういうのを狙いにいかなかったことが逆に良かったのかもしれませんよね。自分の(お家の)記録を残すんだっていう感じで投稿をしたことが。
西澤:そうですね、記録だったり、「こういうのやったよ」っていうような、次にお家を建てる人の役に立てば、くらいの感じでやってましたね。
今までの投稿の中で一番バズった記事とかありましたか?
西澤:2つありまして、お布団を載せた時と、子どもたちがおもちゃや工作をバーっと出して部屋が汚いめちゃくちゃになってる写真ですね。割と我が家では日常の光景ですけど(笑)。
そのリアル感が良かったのでしょうね。佳代子さんにとっては日常の風景だったのが、インスタで登場したらみなさんビックリしたわけですね。お布団の写真はどういう投稿内容だったんですか?
西澤:そうですね。「こんなときもあるんだよ」と。日常なんですけど、普段投稿してなかったので。お布団の敷いている写真で「布団生活です」って載せたり。なんで「いいね」が増えたのか私も未だに分からないんですよ。
お家を建てた時は整理収納アドバイザーという資格は全く知らなかった
整理収納アドバイザーにはいつ頃から興味を持たれましたか?
西澤:お家を建てた時は整理収納アドバイザーという資格は全く知らなかったんですが、インスタを見ていくうちにそういう資格があるんだと知って。私が住んでいる長野市でもやっていたので、すぐ2級講座を受けに行って、そこでハマってすぐ1級を東京で取りました。合格をもらったのは2018年の9月くらいですね。
そうですよね。私たちの時も東京の受験者が多いからと、大阪や名古屋へ受けに行っている方もいましたからね。先ほど、整理収納にハマって2級認定講座を受けたっておっしゃってましたが、2級認定講座を受けた時にはもうお家は建ってたんですか?
西澤:はい。2016年の12月にお家が建って、その1年後に2級を受けました。お家を建てながらインスタに投稿するようになって、そこで整理収納というものを知って、片付けに資格があったんだ!って思って受けてみたいと思いました。
片付けに悩んで受けたというよりかは、こういう面白い資格があるんだと好奇心のほうの気持ちが強い感じですね。
西澤:そうですね。でも全く片付けが出来なかったんですけど(笑)。なんか、クローゼットの前にモノがあって、それをどかさないとクローゼットが開かないとか、クローゼットを開けたら上からモノが落ちてくるとか、そういう暮らしを結婚当初はしていたんですけれども、特に悩んでなかったですね(笑)。お箸とかも、たくさんある中から1本1本を探して合わす、みたいな。
え~!それはインスタをご覧になっているみなさんにとっては意外だったんじゃないですか?そういうエピソードとかは話されてます?
西澤:講座では話してますけど、インスタでは話したことがないですね。押入れとかも開けたらダンボール、ダンボール、ダンボール…って状態でした(笑)。
意外!私も佳代子さんのインスタ見てますけど、そんなこと微塵も感じさせないくらい素敵ですよ。
西澤:2級受けた時に、先生に「ダンボールのまま置いてちゃいけない」って言われたので、あぁそうなんだと思って、帰ってからダンボールなくそうとしたので、そう言えば2級受けた時はまだダンボールありましたね(笑)。
そうだったんですね~、みなさんもし見られていたら意外な西澤家の秘密がここで知れたかもしれない(笑)。片付けられない人が整理収納アドバイザーになったってパターンですよね。見た目は綺麗だけれど、押入れを開けたらとんでもないってパターン?
西澤:う~ん、見た目もそんなに綺麗にしているわけでもなく、子どもも小さかったので家に人が来ることもなかったので、お家に興味がなかったって感じですね。インスタをやる前は興味はなかったですね。インスタをやり始めてからはいろいろ知るようになって興味がわきました。
それで家の事は好きになったけれど、収納方法は分からなかったって感じですかね?
西澤:そうですね。当時は自分で勝手にやっていたのでちゃんと学んでみようと思いました。
一般の方がお家に興味を持たれて収納から入って講座に行ったら「収納の前に整理なんだ」となる話でハマったわけですね(笑)。
西澤:はい、そうです。…なんか自分の生い立ちをコンサルしてもらってる感じですね(笑)。
実は佳代子さんは、有り難い事に当協会の講座ほぼコンプリート頂いてるのですが、どこで知って下さったんですか?
西澤:イメージ図を習いたいと思っていろいろ調べてたんですよね。当時はまだ片プロさんはなくて、RAKURASHIさんに辿り着いたんですけど、イメージ図レッスンの他にもビジネスを学べる講座もあって、その時は募集はしていなかったんですけど開催してくださいとメールしました。
片プロを設立する前に井上がRAKURASHIで開催していた講座ですね。イメージ図で探してたけど、ビジネスの方を受けたくなっちゃんたんですね(笑)。講座を受けてみてどうでしたか?一番オススメはありますか?
西澤:すごく楽しかったし、ハマるし、「おぉ~!こうだったんか~!」って感じでしたね。「はじめてのセミナー開催マニュアル講座」で、ほんとに頭がパンパンになって。
コンテンツ作るワークで私苦手だから出てこなくって。うまいタイトルも出てこないし、でもその時習った”3つ考える”、例えば「整理・収納・整頓」とか、出すの難しいんですけどそこで頭を使ったことで、それが今でも私のベースになっていて、片付けの考える時もそこに当てはめてたりするので、すごく役に立ってます。
『初めてのセミナー開催マニュアル講座』
セミナーを開催する為に必要なことが全てが分かる初心者向けの講座です。リアル開催、オンライン開催両方に役立つ内容です。
受講料:11,000円(税込)/2時間
自分から行動して色々参加した事が結果的にいろんな出会いに繋がった
最近、お仕事ではオンラインでの配信などをされていますよね。地域性も含めて、長野で整理収納をお仕事をしていく秘訣みたいなものはありますか?
西澤:長野の方って恥ずかしがり屋さんの方が多いのか、なかなか積極的に来てくださる方がいないので、こちらからどんどん提供したり、いっぱい出してやっと知ってもらえたりするので、SNSもいろんなところでやってみたり、どんな依頼でも受けて参加しまくっています。
テレビでお料理対決?選手権?出ていましたよね(笑)。あれもそうですか?お話をいただいたから参加したんですか?
西澤:はい、そうです。知り合いの方に「こういうのあるんだけど。」って言われて、二つ返事で受けました。そうやっていろんなところに参加しています。でもそれが結果的にいろんな出会いに繋がったりとかするので感謝しています。
私たち片プロは関西が拠点で、このオンライン化でいろんな地方の方々と繋がれたのですが、こういう地方でご活躍されている方のほうがテレビなども出やすいと思っています。ローカル局などSNSとか頑張ればメディアに取り上げてもらいやすかったりお声がかかりやすかったりしませんか?載せてもらう秘訣とかはありますか?
西澤:そうだと思います。地方の新聞とかでも何かイベントとかがあれば載せてもらえるチャンスはあるかな?と思います。秘訣は分からないですが、いろんなところに出向いていろんな方と知り合いになる、ということを私はしました。
実はローカル誌っていうのはすごく強いんですよね。逆にそこに住んでいるアドバイザーだっていうことが分かるので、ローカル誌に取材などで載っていらっしゃる方ってすごいなと思って見ています。
整理収納フェスティバル2020パネルディスカッションのパネラーとして登壇
そういえば10月に開催された整理収納フェスティバル2020パネルディスカッションのパネラーとして登壇されていましたね!登壇のきっかけは、ハウスキーピング協会からの連絡ですか
西澤:はい。“I am YouTuber I♡整理収納”というコンテンツでの出演でした。最近はあまりYouTubeにUPできていないんですけど少しずつでも更新し続けていきたいと思っています。最初は「私が出てもいいのかな?」と心の中で思いつつ、「やります!やります!」とお返事しましたね。すっごく緊張しました。整理収納アドバイザーの資格を取った協会のイベントということもあったのか、当日のことは緊張しすぎてあんまり覚えてないですね(笑)。
そんなに緊張しているようには見えなかったですけどね(笑)。佳代子さん、控えめな雰囲気なので「え~私なんて…」って言いそうに見えて「やります!」と即返事するところが素敵ですね。たぶんお布団の件もそのギャップがすごかったんじゃないですかね?佳代子さん、ご自分の興味があることに対してどんどん見分を広げて、その勉強のためだったら長野から東京へも何回も行かれてるんですよね。お子さんがまだ小さいですよね?
西澤:今、小学校2年生と幼稚園の年中さんですね。東京へ勉強に行っていた時はもっと小さかったんですが、敷地内同居で母がいてくれてるので、幼稚園から帰ってきた後の子守りをお願いしたり、ダンナさんも含め家族みんなが応援してくれますし、片プロ講座はオンラインなので助かっています。
片付けのお仕事をするに当たって、ご家族に反対されているとかお顔が出せない方もいる中で、佳代子さんはご家族を巻き込んで「私こういう仕事がしたい!」と説得なさったこととかはありますか?
西澤:説得はあまりないですね。私は理論的にうまく説明することが苦手なので、とにかく「やりたいです!やりたいです!お願いします!」って言いました(笑)。
やはり行動力あるのみ!ってことですね。最後に、今後佳代子さんがアドバイザーとして目指したい事はありますか?
西澤:技術も人柄も含めて、「お願いしてよかった!」「暮らしが楽しくなった」と思ってもらえる整理収納アドバイザーとして活動したいです。
やはり、暮らしを楽にしていただけることが一番ですよね!今日はお時間いただきましてありがとうございました。
西澤 佳代子 さん
「KAYO HOME」主宰
長野県在住
・整理収納アドバイザー1級
・住宅収納スペシャリスト
・ビジュー式片付けカードワーク®︎インストラクター
・時間マネージメントコーチ
・薬剤師
ライブ配信での会話も含めてのインタビューにご協力頂きありがとうございました!
西澤佳代子さんの今後のご活躍、心より応援させていただきます。